【北海道胆振東部地震】通勤リュックをGO BAGに換装!
北海道胆振東部地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
地震による長期停電時の記録として書いた記事には多くのアクセスがあった。
地震発生から約2週間が経っても、発生周期と規模こそ収束傾向にあるが余震が続いた。
しかも苫小牧から石狩にかけて突き抜ける揺れや、空知地方を震源地とする地震も発生し、いまだ予断を許さない状況が続いている。
俺氏の住む後志地方の余市町は大きな被害もなかったため、物流はすぐに回復しほぼ普段と変わらない生活に戻ることができた。
加えて、こう毎日のように揺れると危機感が麻痺し気が緩んでくるのと事実だった。
そこで、通勤リュックにサバイバルグッズを入れてGO BAG(非常持ち出し袋)に換装し、いつでも避難できる準備を整えた。
内容物を紹介するのでGO BAGを準備するにあたり参考にして欲しい。
泊原発では深刻な事態が起こっていた
地震発生が発生し地滑りや液状化現象などの被害が深刻化する一方で、実は泊原発でも深刻な自体が起こっていた。
道内全域に及んだブラックアウトにより、外部電源喪失という危機に陥っていたのだ。
運転自体は停止中であるため、使用済み核燃料は原子炉から抜かれて燃料プールにて冷却保管されているので安全であると思う人も多い。
しかし電源を失うと燃料プールの冷却ができなくなり炉心溶融(メルトダウン)を起こす可能性があるのだ。厳密にいうと炉心=原子炉ではないので決して安心できないのである。
幸い非常用ディーゼル発電機(DG)の起動成功で事なきを得たそうだが、かなり際どかったといえよう。次は実際どうなるか分からなく不安が残る。
もっともブラックアウト時、本州の人々がハラハラして見守る中、当の周辺住民は外部電源を喪失した事実すら分かっていなかったのだが(;´Д`A
ただ、実際に早めの避難指示を出すとしたら、渋滞や空港、フェリー埠頭の大変な混雑が予想されるので判断は難しいところではある・・・・
通勤リュックをGO BAGに換装!
もし万が一メルトダウンが起こった時には、早急に可能な限り遠くへ避難しなくてはならない。
そうなると避難所はあてにならないので車にはアウトドアグッズを積載していつでもサバイバルができるように準備した。
問題は勤務中に災害が発生した時だ。
家族が先に車で避難した場合、俺氏1人でサバイバルしなくてはならない(;´Д`A
そこで自宅にあった最低限必要なサバイバルグッズをかき集め、リュックに入れて通勤時にも持ち歩くことにした。内容物は軽登山の持ち物にプラスαした感じてある。
因みにこのような非常持ち出し袋のことをGO BAG(ゴーバッグ)というそうだ。
リュックは使い古したノースフェイスのJESTER(ジェスター)で容量は26ℓだ。
それでは俺氏のGO BAGに換装したリュックの中身を一つ一つ紹介していこう。
パンツ
まずは何といってもパンツ。もしもパンツを失った時や洗い替えとして最低1枚は持っていたい。
シャツ
すぐに乾かせる速乾性がよい。より肌を保護できるロンTならなお良し。
帽子
とにかく頭がやられたらお陀仏だ。本当はヘルメットがよいのだがかさ張るのでお気に入りの帽子にした。
レインウエア
mon-bellのドライテック レインウエア。上下セットで収納袋も付属しパッカブル。
もっともリーズナブルなモデルだけに多少ゴワゴワするのとパンツにポケットがないのは我慢だが、きちんと撥水するし蒸れないので快適だ。
防水透湿性素材を使用した製品は値がはるが、ビニールカッパと違い長く使えるのでおすすめ。
手袋
手の平を怪我したらかなり不便。何かと戦わなければならない時にも素手は辛い。軍手でも良いが革製だと火傷防止にもなる。
ストール
マスクにも掛布にもなる便利なアフガンストール。リュックに余裕があるならブランケットの方が暖かい。
タオル
タオルは1枚は入れておきたい。使い道には無限の可能性がある。
LEDヘッドライト
ジェントスの「リゲル」は単三電池1本仕ようなので小型軽量。なので明るいとはいえないがリュックに忍ばせて置くのにはちょうどよい。やはりライトは両手を使えるヘッドライトが断然有利。
ライター
ライターがないと火を起こすのに時間がかかる。できれば防水マッチも用意したい。
絆創膏
止血のほかに感染症防止の役目がある。
モバイルバッテリー
停電時に大活躍してくれたフォーテックスのパワーバンク。スマホは常に使える体制を整えよう。
飲料水
たくさん持つと重いので500mlを1本。携行補水液OS-1だとなお良し。
喉の渇きに我慢できなくなったとしても川の水を飲んではダメ!
そんなときはどこにでも自生しているドンゴイ(イタドリ)の茎を吸って水分補給する。その際はイタドリ虫に注意。とっても気持ち悪いぞ。
ドライフード
日持ちする高カロリーなドライフードがよい。ただ大好物は我慢できずに食べてしまいがちなので避けた方が無難。
これしか持ち合わせがなかったがやはりコンパクトなカロリーメイトが欲しいところ。
それと適切な判断をするには頭が冴えてなくてはならない。脳を栄養するのはブドウ糖。そこで迅速にブドウ糖を摂取するには森永のラムネがよい。
あとは低血糖時に即効性のあるアメちゃんは多めに。
備えあれば憂いなし
これらのサバイバルグッズとしてかき集めた道具はキャンプや釣りなどで普段から使っているモノ達なのでコストはかかっていないし今後無駄になることもない。
他にもあった方がよいもの
- 笛・ホイッスル
- トイレットペーパー
- 敷物
- ビニール袋(大・小)
- 解熱鎮痛剤・整腸剤
あとは刃物もあると便利なのだが、常時携帯は銃刀法違反となるので、逃げるときに持ち出すしかない。サバイバルなのにサバイバルナイフを使えないのは何とも皮肉なものだorz
因みにリュックを背負って走るとなるとチェストベルトは必須である。
俺氏のリュックにはチェストベルトがなかったのでAmazonで購入しチューンナップしてある。ベルト本体がずり落ちやすいので縫い付けるか安全ピンで固定するとよい。
以上、たくさんのサバイバルグッズを紹介してきたが、26ℓのリュックはまだまだ余裕があるし、軽いので通勤時に背負ってもまったく支障がない。少し大袈裟かもしれないが備えあれば憂いなしなのである。
それにこれなら2、3日くらいは家出もできることだろう(`・ω・´)キリッ
近年では地震だけでなく豪雨災害での避難も考えなくてはならない。
GO BAG作りの参考にしてもらえれば幸いである。
その後アップデートした最新版GO BAGはこちら!↓