
【GREGORY】グレゴリーのバックパックNANO30(ナノ30)徹底レビュー
こんにちは。リュックはアウトドアメーカー派のK☆太(@makiriri_com)です。
俺氏は大学生のころからバックパック界のロールスロイスと呼ばれるGREGORY(グレゴリー )のデイパックに憧れていた。
ただそんなにリュックの使用頻度が高くないのでいつか買えればいいな程度に思っていた。
しかーしとうとう買っちゃいましたよバースデープレゼントフォー自分に。
とても使いやすく子どもを連れたおでけけにも大活躍しているので育児中のパパママにもおすすめだ。
それでは張り切ってレビューいってみよう!
ずっと欲しかったデイパックはやめた!
今まで夫婦兼用で使っていたノースフェイスのジェスターが26Lで容量不足を感じていてリュックの新調を考えていた俺氏。
乳児を連れてディズニーランドや動物園にいくときなんてパンパンだった。
長く使っているので裏地の白いコーティングもボロボロ剥がれてきてもう限界。
しかしあれだけ欲しかったグレゴリー定番のデイパックは26Lと同じ容量なために正直まったく購買意欲が湧かなくなってしまっていた。
クラシックなデザインは好きなんだが・・・・
そこでデイシリーズで33Lのデイアンドハーフパックにしようかと思ったが価格が高い割にサイドポケットがなかったり機能的でないではなことに気付く。
しかしどうしても次はグレゴリーのリュックが欲しい俺氏はグレゴリーのラインナップを調べてみた。
カジュアルモデルは豊富なラインナップでどれもオシャレだが価格が高い傾向にある。
それに対してアウトドアモデルは同サイズで比較すると機能面から考えるととてもコスパが良いことに気付いた。
その中からリニューアルしたばがりのNANO(ナノ) 30に目が止まった。
機能的で大きすぎず価格も手頃である。
なによりブライトネイビーのカラーリングに一目惚れしてしまった。
そして毎年グレゴリーが安くなるAmazonプライムデーを待ち20%オフでゲットしたのだった。
NANO(ナノ) 30A
NANO(ナノ)シリーズは公式サイトによるとアウトドアリュックのハイキングにカテゴライズされている。
ちなみにグレゴリーのアウトドアカテゴリーではハイキング→バックパッキング→アルパインの順に本格的になっていく。
俺氏の買った30は30Lで725gとナノの中では1番大きなモデルだ。価格は¥17600(税込)
他に14・16・18・20・24と小型中心にサイズ展開されている。
ちなみにnano(ナノ)は10億分の1の単位で知られるがラテン語で小人という意味である。小型中心なのはネーミングからも想像しやすいよね。
ナノ30のカラーはオブシディアンブラック、ブライトネイビー、テクノブラック、ホーネットイエローの4色展開。
オブシディアンブラックも超絶カッコいいのだがアウトドアでも使うならハチに刺されるリスクが増すので避けよう。
ナノの特徴はなんといってもその軽さにある!
パッと見は変わらないがリニューアルして重さが690gから35g重くなった。それでもアウトドア30Lモデルの中では最軽量なのだ!
ちなみにハイキングカテゴリーで競合するズール30が1190g(大は1210g)でシトロ30が948g。ナノはサスペンション構造を持たないかわりに軽くて低価格を実現している。
公式サイト↓
レビュー
ディティール
ブライトネイビーにうっとり。
26Lのジェスターと並べてみた↓
ナノ30のほうが小さく見える。
はじめて手にしたときはあまりに小さく感じて「やっちまったか!?」と思ったほどだ。
最近の登山用バックパックは末広がりなティアドロップ型ではなくストンとサイドが真っ直ぐな箱型が主流でスッキリ見えるのである。
肉抜きされたクッション性の高いバックパネル。
サスペンション構造を持たなくてもメッシュで通気性が良い。
バックパネルの面積が小さいので荷物が少ない時はコンパクトになる。
ショルダーベルトもバックパネル同様通気性が良い。
なんと左のショルダーベルトにあるGREGORYのロゴ部分がサングラスホルダーになっている!
アルパインモデルで人気の機能。公式サイトのナノ30のスペック表には書いてなかったのでうれしいサプライズだった。
ショルダーベルトは裏地もメッシュ。
今となっては当たり前となったチェストベルト。
付いていない時代を知っているのでありがたい。
さらになんとホイッスルが付いている!
これで森でクマさんに出会ったとしても心配いらない。
外見の大きな特徴はヒップベルトがゴツくないことだ。
ナノの特徴である軽さを稼いでいる部分でもあるが肩と骨盤で荷重を分散させるには細く腰に乗せてる感が低い。30Lがギリギリのラインといえよう。
しかし腰回りが涼しいし飛行機に手荷物で搭乗するときに邪魔にならないなど利点もある。
アウトドアモデルならではのレインカバーも魅力的。
上下2ヵ所で固定するのでズルンとはずれる心配がない。
使わないときは底面のポケットに収納可能。
左右にトレッキングポール取り付け用アタッチメント搭載。
あいにくトレッキングポールを持ち合わせいなかったのでライトセーバーを取り付けてみた。
しっかりとホールドされる。
これならスノーボードのバックカントリー用としても使えるぞ。
計8つのポケット
ジッパー式のポケットが4つ、メッシュポケットが3つ、レインカバーとウエストベルト収納用のポケットが1つと計8個のポケットを備えている。
ジッパー式のポケットは前後縦に配置されているので荷物が下に片寄らず取り出しもしやすい。
①ハイドレーションリザーバー対応ポケット
ハイドレーションリザーバーにも対応する本格仕様。左右ショルダーベルトの付け根からチューブを通せるようになっている。
ノートPCやタブレットなのどのスリーブとの二役兼用とのこと。いつかMacBookを入れてみたい。
②メインポケット
真ん中に位置する1番大きな荷室。
裏地は以前主流だった劣化すると粉々になるコーティングとは異なりプリントのような質感である。
③キークリップ付きアクセサリーポケット
メッシュで仕切られているので小物をスッキリ整理できる。キークリップ付き。
④サブポケット
3番目の大きさのポケット。アクセスが良いのでさっと取り出したいものを入れておくのに便利。
⑤メッシュポケット
帽子や濡れたものを入れておくのに便利な伸縮性のあるメッシュポケット。
⑥⑦ウォーターボトルポケット
両サイドにウォーターボトルポケット。今や必須のポケットだ。
⑧レインカバーとウエストベルト収納用のポケット
底面に便利機能用の隠しポケット。ベルクロ式。
ヒップベルトとレインカバーを収納できる。
普段はチェストベルトしか締めないのでありがたい。
ハイキングをシミュレーションしたパッキング
ハイキングや軽登山、ソロキャンを想定した荷物をパッキングしてみた。
- クッカー
- バーナー
- カップ麺
- 水
- マグカップ
- レインウエア
- マイクロダウン
- モバイルバッテリー
- ナイフ
- 水筒
余裕で入った。ちなみに俺氏はアウトドアで食べるカップヌードルはドロッとしたタイプが好き。なぜなら残った汁の処分に困らないからだ。
サイドビュー↓
まだまだ余裕があることがおわかりだろうか。
荷物を入れ終わったらサイドコンプレッションベルトを締めてパッキング完了。余分なスペースをなくすことで荷物が中で暴れなくなる。
背負った感じはショルダーベルトの形状がしっかりしているのでホールド感が抜群に良い。
そしてバックパネルの面積が小さくメッシュのおかげで背中が蒸れにくく快適である♫
荷室が立体的に分かれているので重量が分散し底1点に重量が集中しがちなカジュアルなリュックとはまったく異なった背負い心地である。
今まで使ってきたジェスターはメイン荷室が大きいがゆえに底に重量が集中して下に引っ張られる感じが強かったがナノは荷室を薄く区切ってあり荷物が縦に積めるので重心が高い位置に保てるのだ。ヒップベルトが細くてもうまく肩と骨盤に荷重を分散できる。すごい!
バックパック界のロールスロイスは伊達じゃない
以上、グレゴリー NANO 30Aのレビューでした。
まさかグレゴリーでデイパック以外のリュックを買うとは夢にも思わなかったが大満足。
グレゴリーがバックパック界のロールスロイスと呼ばれる所以はやはりアウトドモデルにあり!
デザインが愛されるデイシリーズとは一線を画し別次元の近代的進化続けている。
今回購入したNANO 30Aはアウトドアモデル30L内最軽量で機動性抜群だ。
俺氏は旅行はリュック1つでいく派なのだが26Lだとパンパンで背負い辛かった。しかし同じ荷物の量でも30Lになったことで余裕が生まれ背負いやすくなったのも嬉しい。
30Lはガチでマッシブなバックパックになる1歩手前のタウンユースもできる絶妙なサイズ。
そしてナノシリーズは軽登山にも対応した本格仕様で幅広いニーズにこたえてくれる。メッシュを多様することで快適性も抜群だ。
注意点はヒップベルトが細いことである。重い荷物を背負うことや登山で使うことが多いならしっかりとしたヒップベルトのズール30やシトロ30という選択肢も考えよう。ただそうなると30Lより大きなモデルがほしくなるよね。
ジッパー式のポケットが4つもあるのでオムツやミルク、着替えなどを別々に収納でき子どもを連れて遊園地にいくときにも大活躍するぞ。
NANO 30Aはタウンユースが多いパパママにおすすめな近代版デイパックになりうるコスパ最高の高機能リュックなのである!