※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

アニーキッズスキーアカデミー レッスン風景

【パパママ必見】3歳からはじめるスキー!道具の選び方

2024年9月19日スポーツ・アウトドア,スポーツパパママ必見

こんにちは。冬は週末となれば子どもたちとスキー三昧の道民K☆太(@makiriri_com)です。

北海道での田舎暮らしは除雪が大変だがスキーに関しては天国なのだ。

ところで子どもは何歳からスキーをはじめるとよいのか!?

調べてみるとと多くのキッズスクールは3歳から入ることができることがわかった。

実際に我が家の子どもたちも嫁氏の方針で3歳からスキースクールに通っている。

幼児期にしっかりと基礎を習得した長男氏はSAJのスキー検定級別テストを小学1年生で3級、2年生で2級、3年生で1級を取得した。

そしてなんと次女氏にいたっては長男氏の記録を塗り替える小学2年生で1級を取得してしまったのだった。

生きるためやお受験にもさほど影響しないお金のかかるスキーをわざわざ幼児から始める理由には「スキー学習で滑れるとカッコいいから」というのももちろんだが脳も体も覚えやすいという大きな利点があるからだ。

なんでも小さいころが覚えやすいっていうでしょ!?

小学生になってしまうと体格的にスピードが出てしまうので怖さでなかなか上達しなくなる。

だが幼児期に基礎を習得しておくと成長に合わせてスピードに順応していけるのでさほど恐怖を感じなくてすむのだ。

ただ幼児期はまだまだ筋力が足りないのでスキー用品は慎重に選びたいところ。

しかし3歳からとなるとなかなか参考になるサイトが見つけられなかった。

そこで本稿では我が家の子どもたちで経験した3歳〜6歳までの幼児期を対象としたスキー用品の選び方について解説していく。

少しでも幼少スキーの敷居が下がれば幸いである。

それでは張り切っていってみよう!

道具を準備しよう

初めはレンタルという手もあるが幼児用のスキーだと価格的に数回で元が取れてしまうので結果的に買った方がお得である。

とにかくスキーの上達は回数がものをいうのでなるべくリフト代に予算を回したい。

道具を揃えるにあたり、スキー専門店へ行き幼児のスキー事情に詳しい店員さんに見繕ってもらって購入するのがもっとも間違いのない方法だ。

しかし幼児のスキー事情に詳しい店員さんに運よく遭遇できる確率は非常に低いといえよう。

もしも中古で揃えたい場合なら自分である程度の知識を得る必要がある。

それでは俺氏の体験を交え一つずつ解説していこう。

スキー板

長さは身長から-10cm〜-15cmが目安。

市場には70cmからラインナップされていて量販店のプライベートブランドが主である。海外メーカーのラインナップだと大体が80cmからとなる。

ズバリ3歳からはじめるとなると70cm一択となる。

はじめての板を選ぶさいはぶっちゃけ高額な人気メーカーの板は必要なくカービングスキーであれば国産メーカーやお下がり、中古の板に簡易ワックスを塗ればじゅうぶんである。

ただ幼児期に関して重要なのはよほど体重が重くない限り軽くて柔らかい板を用意してあげること!

レーシング用はスピード安定性を高めるために硬くて重くなるのでタイムを競うレベルになるまでは乗りこなせない。

はじめはOEMを手掛けるSWALLOW(スワロー)などの国内メーカーが信頼できておすすめである。

参考:Swallowのキッズ用スキー板↓

ビンディング

ビンディングは板とセットとなる。

大きく分けて3タイプ。

  • 直付けタイプ
  • システムタイプ/セパレート式
  • システムタイプ/レール式

そして重さは次の順となる。

直付けタイプ<システムタイプ/セパレート式<システムタイプ/レール式

板とブーツのセンターの印が合うようにビンディングの取り付け位置を調整する。

直付けタイプはヒールピースのみでしかサイズ調整できないかわりにシンプルな構造で軽い↓

システムタイプはトゥピースとヒールピースが動くのでブーツの対応幅が広い。その代わりレールのぶん重くなる↓

中古で購入する場合ビンディングのブーツ対応ソール長を確認をしないと手持ちのブーツが合わないことがあるので注意しよう。

それと開放値の設定をお忘れなく。

開放値とは高エネルギーが加わったとしにビンディングがブーツを開放する値である。

前後共にネジをドライバーで回して調整する。

きちんと設定しないと転倒時に板が外れなくて大怪我する恐れがあるので必ず確認しよう。

開放値は身長と体重と滑走レベルで計算する。

俺氏がいつもお世話になっているページはこちら↓

幼児期は軽い直付けタイプのビンディングをおすすめする。

システムタイプはブーツ対応幅も広く重いぶん高速安定性が高かったり高さがあるので角付けしやすかったりとメリットもたくさんある。

しかし非力な幼児には性能を引き出せずかえって滑りにくくなる場合があるのだ。

重たいシステムタイプはスピードが求められるレーシングにステップアップしてからでも遅くはない。

ブーツ

ブーツは必ず試着しよう。3歳児のサイズなら1バックルとなる。

サイズ合わせの際はブーツからインナーを外しておこなおう。

実測+0.5cm〜1.0cmが目安。中で足趾が動くことも確認しよう。

フレックス(ブーツの硬さ)に関しては柔らかすぎも好ましくないが硬すぎも好ましくない。足首が動かず膝が入りにくいので後傾になりやすくなるからだ。

中古の場合は年式に注意しよう。あまりに古いと経年劣化で滑走中に崩壊する恐れがある。

使った中ではHEADのZ1がしっかりした作りで1番よかった。おすすめである。

ストック

ストックは最初は使わないのがセオリー。そもそも3歳児の手だと手袋を付けたらストックなんて上手く握れない。

だがセットで買うと付いてきてしまう。ストックを使いはじめるころには身長が伸びてしまい買い替えて一度も使わないなんてことにならないように少し長めを買っておくとよい。

ストックの長さを決める目安は肘を80°曲げた長さ。

伸縮式も使ってみたが長く使えて経済的な反面ロック機構が甘く引っ込みやすいというデメリットもあった。

トラブル回避の観点から考えると固定式の方が安全である。

ヘルメット

スキーは常に危険が伴うスポーツ。必ずヘルメットを着用させよう。

海外では大人も子どももヘルメット着用が常識。

それに今やヘルメットはダサいどころかオシャレアイテムなのだ。

もしお子さん嫌がる場合はステッカーやシールを貼るとよろこぶ。

ちなみに写真の痛ヘルメット、誰のレプリカかわかった人は相当マニアックだという自信を持ってよいぞ。

こちらの長男氏のヘルメットは世界的にメジャーなのでわかりやすいかな!?↓

ゴーグル

ゴーグルはもとっても大事なアイテム。

ゲレンデで雪や日差しで目が開けられないというのは本当に恐ろしい。

視界だけでなく目の保護も重要。

ストックやエッジから守ってくれる。

それに寒い日は雪の結晶で角膜が傷付くこともあるので晴れていても必ず着用する習慣を。

サイズは隙間の開かないピッタリなサイズを用意してあげよう。

3〜4歳だとジュニア規格ではまだ大きいので注意が必要。機能的には劣るがその下のキッズ規格がよい。

頭の大きさに個人差はあるが5歳くらいになると高機能なジュニア規格が使えるようになる。

性能的には曇りに強いダブルレンズが好ましい。

レンズカラーはナイターを滑らないなら日中の視認性がよいピンクが無難。

ミラーレンズはカッコよいが可視光線透過率が低いのと表情が読み取りにくいのでおすすめしない。

長男・長女が使用しているSWANSのJUMPIN-DHはダブルレンズで眼鏡対応でありながらコスパがよくておすすめだ。

SWANSのJUMPIN-DHを詳しく紹介した記事はこちら↓

フェイスマスク

あまり話題にならないがフェイスマスクも必須アイテムの1つ。

はじめてのスキーが寒かったら一発で嫌いになるよね。

寒さのほかに雪焼け防止にもなる。

バラクラバという頭から被るタイプだと下がりにくく同時にヘルメットビーニーも兼ねるのでおすすめだ。

口元が濡れると気持ち悪いので午前と午後で替えを用意すると子どもはよろこぶ。

ワックス

最後にワックスについて。

低速での滑走時ほどワックスの恩恵を体感しやすく板もよく動くようになる。

ソール(滑走面)の保護にもなるので必ず塗ってあげよう。

だがホットワックスを塗るのは敷居が高くよほど知識と経験がないとプロにお願いするしかない。

しかしご安心を。幼児期は簡易ワックスでじゅうぶんである。

1番簡単なのが塗るだけのZardoz NotWax(ザードス ノットワックス)だ。

書いて字のごとくもはやワックスですらないw

というのも従来のワックスの主成分であるパラフィンではなく液体フッ素樹脂が使われているからだ。

北海道の雪質にはフッ素は効果がないという意見もあるが塗るとやはり滑りは良くなる。

摩擦で溶けた水を使わないメカニズムなので滑り出しからよく滑る。なので低速で緩やかな斜度を滑るの幼児クラスにピッタリなのだ。平地でのスケーティングも覚えやすい。

デメリットはパラフィンを使用していないためソールの保護力が弱い。そしてソールに浸透しないので持ちが悪く容量に対して価格も高いことである。

持続性がほしいなら液体スプレーワックスGALLIUM GENERAL(ガリウム ジェネラル)がおすすめ。

リニューアルして現在はNF(ノンフッ素)になったがガリウム配合で通常のパラフィンのみのワックスより5~8倍の持続性がありこちらも人気商品となっている。

ノットワックスに比べ価格が安いが液体スプレーワックスはコルクでこすりつける手間がある。

さらにブラッシングをすることで余計なワックスを取り除き持続性が上がるのでおすすめだ。

簡易ワックスの持続性をアップさせる塗り方はこちらの記事を参考にしてみてね↓

ステップアップは慎重に!

ここで我が家の失敗談を一つ。

3歳からスキーはじめた長男氏も5歳になったころにはかなり滑れるようになっていた。

身長も伸びたことだし板とブーツをステップアップすることに!

板はお下がりで貰ったシステムタイプのビンディングを搭載したelan。硬くて重いレーシング向きのタイプである。

ブーツは本人がデザインで一目惚れしたDALBELLOのフレックス70・4バックルを新調した。

ぶっちゃカッコいいじゃねーか!

しかーし、高身長だけど低体重の長男氏にとって硬くて重い板はまだはやく上手く乗りこなせなかったのである。

まず重くてスケーティングができない。

そして板が硬くて曲げられない。よほど体重と力がないと上手く板に圧を掛けられないのだ。

ブーツも硬く今までのように足首が動かず後傾になりがち。

長男氏(当時5歳)↑

本人に自覚はないがかなり滑り辛かった様子だった。

身長が伸び次にお下がりで貰った直付けタイプのビンディングを搭載した軽くて柔らかいSWALLOWの板にチェンジすると滑りが見違えたのはいうまでもない。

↑長男(当時6歳)

もっと道具について勉強しておくべきだった。スマン。

子どもがある程度滑れるようになるとうれしくなってついついレーシング用のカッコいい道具を使わせてあげたくなるがテストや大会でタイムを競うようになるまでは親も我慢しよう。

とくに高身長の子はサイズ的にレーシング用を使えてしまうが基礎を学ぶ段階ではマイルドな板を用意してあげたい。

こちらは上級クラスにステップアップした長男氏のアトミック レッドスターJ2↓

小学生に進学してから満を持して新調した。

BEND-X TECHNOLOGY(ベンデックステクノロジー)搭載。センター部の独自の凹形状でたわみやすい。

体重の軽い長男にピッタリの板である。

クオリティも高くストラクチャー(ソールの溝)が肉眼で分かる程に規則的で驚いた。

ブーツは4バックルでフレックスは60をチョイスしシダスのインソールでチューンナップ!

さらにこの先ガチな競技の世界へ入っていくならチームが推奨するレーシング用の板が必要になっていく。

子どもの成長は早いのですぐに買い替え時期が来る

↑上達が早い長女氏(当時4歳)

以上、3歳からはじめるスキー道具の選び方でした。

大切なのは背伸びして上級者用の道具を買わないこととヘルメットや防寒具など安全面も配慮した装備を揃えることである。

幼児期は成長がはやいので次々と買い替えなくてはならないのでお金がかかる。やはり中古やお下がりは使いたいところだ。

そこで中古やお下がりを嫌がる子には「◯◯兄ちゃんが使っていた伝説のスキーだぞ!」といってあげると喜んで使ってくれる。なので我が家はなんでもお下がりが大好きw

もし新品か欲しいならばシーズンオフが近い3月の楽天スーパーセールが狙い目だ。

我が家はブーツを除く次シーズンのアイテムのほとんどはここで揃えてしまう。

シーズンオフになるとサイズがなくなるのでこのタイミングがよい。

年を重ねると自分の子どもの来シーズンのサイズが予想できるようになるぞ。

シーズンレンタルという選択肢

滑走日数が少ないので買わずにレンタルですませたいという方にはシーズンレンタルという選択肢がある。

2022年ウイングベイ小樽に小樽・きたしりべし スキー&アドベンチャーセンターがオープン。

なんとスキー・スノーボード・ウエアのシーズンレンタルができる。

レンタル期間中はどこのスキー場で何回使ってもかまわないという夢のようなスキー用品のサブスクなのだ。

小樽・北後志在住の方には特別な価格設定が用意されているのでスキー・スノーボードが好きな人は移住しようw

公式サイト↓

お金がかかるけどやっぱりスクールが安心

さて道具は揃ったとしてあとはどうやって教えていくかだ。

親は教えるとどうしても熱くなりがちだし子どもは甘える・ふざける・すぐ飽きるの三拍子。

さらに多くのスキーヤーが滑走しているゲレンデで安全を確保しながら教えるのは至難のわざである。

そこでおすすめなのはスキースクールに入れてしまうことだ。

お金はかかるが安全だし集団で学ぶと周りに引っ張られて上達もはやい。

ヒヨコの行列のように連なっているうちに滑れるようになるので驚く。

我が家の子どもたちは3歳から北海道のキロロにあるキロロキッズアカデミー(旧アニーキッズアカデミー)に通っている。

はじめからパラレルターンを教えるので上達がはやいという特徴がある。

最初の幼児クラスは専用アトリエでとっても楽しいレッスンが受けられるぞ!

↑長男氏(当時3歳)

レーシングチームのガチなレッスンとは違い楽しくがモットー。

しかしクラスが上がるとちゃんと高度なレッスンになるのでご安心を。

最終のダイヤモンドクラスまでとなるとハードルが高いがある程度滑れるようになるまで受講するなどお子さんのペースに合わせると良い。

対象年齢は3歳~12歳(スノーボードは6歳~12歳)

まれに小学校高学年からはじめる子もいるがやはり上達は遅い。なるべく上達のはやい幼児期からはじめさせたい。

レッスン内容や料金についてはこちらの公式サイトから↓


成長が早い長女はクラスアップも早く年少(4歳)でゴールドクラスに!

↑長女氏(当時5歳)

大人顔負けの滑り。とにかくスキーが大好き。

そして長男が年長(6歳)で上がったタイムアタックとコブまで滑るプラチナクラスには年中(5歳)で上がってしまった。

↑長女氏(当時6歳)たまに兄のタイムを抜いてしまう速さ。

だがマイペースで努力家の長男も幼児期にしっかりと基礎を習得してきたお陰で小学1年生(7歳)の時に最終テストをクリア!

↑長男氏(当時7歳)

とうとう憧れのダイヤモンドクラス(旧コンペティション)に到達!

そして小学3年生でSAJスキー検定1級を取得したのだった。

長女氏もスランプに陥るも小学1年生(7歳)でダイヤモンドに合格した。

そして次女氏も3歳からかよいはじめて楽しく練習している。

連れていくのは大変だがしっかりと基礎を身につけるにはスクールがおすすめだ。

せっかくなのでスクールの間にパパママも滑っちゃおう。

家族全員でガンガン滑れるようになると寒い冬も楽しみになるぞ。

それでは君もステキなファミリースキーライフをおくってね♪

2024年9月19日スポーツ・アウトドア,スポーツパパママ必見

Posted by K☆太