【パパママ必見】3歳から始めるスキー!道具の選び方
こんにちは。冬は週末となれば子供達とスキー三昧の道民K☆太(@makiriri_com)です。
北海道での田舎暮らしは除雪が大変だがスキー に関しては天国なのだ。
ところで、子供は何歳からスキーを始めると良いのか!?
調べてみるとと多くのキッズスキースクールは3歳から入る事が出来る事が分かった。
実際に俺家の子供達も嫁氏の方針で3歳からスキースクールに通っている。
そして幼児期にしっかりと基礎を習得した長男は小学1年生で級別テストの3級を取得した。
生きる為やお受験にもさほど影響しないお金のかかるスキーを、わざわざ幼児から始める理由には「スキー学習で滑れるとカッコいいから」と言うのも勿論だが、脳も体も覚えやすいという利点があるからだ。
何でも小さい頃が覚えやすいって言うでしょ!?
小学生になってしまうと体格的にスピードが出てしまうので怖さで中々上達しなくなる。
だが、幼児期に基礎を習得しておくと、成長に合わせてスピードに順応していけるのでさほど恐怖を感じなくて済むのだ。
ただ幼児期はまだまだ筋力が足りないのでスキー用品選びは慎重に行いたいところ。
しかし3歳からとなると中々参考になるサイトが見つけられなかった。
そこで本稿では俺家の子供達で経験した3歳〜6歳までの幼児期を対象としたスキー用品の選び方について解説していく。
道具を準備しよう
初めはレンタルという手もあるが、幼児用のスキーだと価格敵意に数回で元が取れてしまうので結果的に買った方がお得である。
とにかくスキーの上達は回数がものを言うので、なるべくリフト代に予算を回したい。
道具を揃えるにあたり、スキー専門店へ行き幼児のスキー事情に詳しい店員さんに見繕ってもらって購入するのが最も間違いのない方法だ。
しかし幼児のスキー事情に詳しい店員さんに運よく遭遇出来る確率は非常に低いと言えよう。
もしも中古で揃えたい場合なら自分である程度の知識を得る必要がある。
それでは体験を交え一つずつ解説して行こう。
スキー板
長さは身長から-10cm〜-15cmが目安。
市場には70cmからラインナップされていて量販店のプライベートブランドが主である。海外メーカーのラインナップだと大体が80cmからとなる。
すばり3歳から始めるとなると70cmからが良い。
初めての板を選ぶ際、ぶっちゃけ高額な人気メーカーの板は必要無く、カービングスキーであれば国産メーカーやお下がり、中古の板に簡易ワックスを塗れば十分である。
ただ幼児期に関して重要なのは、よほど体重が重くない限り、軽くて柔らかい板を用意してあげる事!
レーシング用はスピード安定性を高める為に硬くて重くなるので、タイムを競うレベルになるまでは乗りこなせない。
初めはOEMを手掛ける信頼の国内メーカーSWALLOW(スワロー)などがおすすめである。
参考:Swallowの板↓
ビンディング
ビンディングは板とセットとなる。
大きく分けて3タイプ。
- 直付けタイプ
- システムタイプ/セパレート式
- システムタイプ/レール式
そして重さは次の順となる。
直付けタイプ<システムタイプ/セパレート式<システムタイプ/レール式
板とブーツのセンターの印が合うようにビンディングの取り付け位置を調整する。
直付けタイプはヒールピースのみでしかサイズ調整出来ない代わりにシンプルな構造で軽い↓
システムタイプはトゥピースとヒールピースが動くのでブーツの対応幅が広い。その代わりレールの分重くなる↓
中古で購入する場合、ビンディングのブーツ対応ソール長を確認をしないと手持ちのブーツが合わない事があるので注意しよう。
それと開放値の設定をお忘れなく。
開放値とは高エネルギーが加わった時にビィンディングがブーツを開放する値である。
前後共にネジをドライバーで回して調整する。
きちんと設定しないと転倒時に板が外れなくて大怪我する恐れがあるので必ず確認しよう。
開放値は身長と体重と滑走レベルで計算する。
俺氏がいつもお世話になっているページはこちら↓
幼児期は軽い直付けタイプのビンディングをおすすめする。
システムタイプはブーツ対応幅も広く、重い分高速安定性が高かったり、高さがあるので角付けしやすかったりとメリットも沢山ある。
しかし、非力な幼児には性能を引き出せず、かえって滑りにくくなる場合があるのだ。
重たいシステムタイプはスピードが求められるレーシングにステップアップしてからでも遅くはない。
ブーツ
ブーツは必ず試着しよう。3歳児のサイズなら1バックルとなる。
サイズ合わせの際はブーツからインナーを外して行おう。
実測+0.5cm〜1.0cmが目安。中で足趾が動く事も確認しよう。
フレックス(ブーツの硬さ)に関しては、柔らか過ぎも好ましくないが硬過ぎも好ましくない。足首が動かず膝が入りにくいので後傾になりやすくなるからだ。
中古の場合は年式に注意しよう。あまりに古いと経年劣化で滑走中に崩壊する恐れがある。
使った中では、お下がりで貰ったHEADのZ1がしっかりした作りで1番良かった。おすすめである。
ストック
ストックは最初は使わないのがセオリー。そもそも3歳児の手だと手袋を付けたらストックなんて上手く握れない。
だがセットで買うと大体付いてきてしまう。ストックを使い始める頃には身長が伸び、買い替えて一度も使わないなんて事にならないように少し長めを買っておくと良い。
ストックの長さを決める目安は、肘を80°曲げた長さ。
伸縮式も使ってみたが、長く使えて経済的な反面、ロック機構が甘く直ぐ引っ込むというデメリットもあった。
トラブル回避の観点から考えると固定式の方が安全である。
ヘルメット
スキーは常に危険が伴うスポーツ。必ずヘルメットを着用させよう。
海外では大人も子供もヘルメット着用が常識。
それに今やヘルメットはダサいどころかオシャレアイテムなのだ。
もしお子さん嫌がる場合は、ステッカーやシールを貼ると喜ぶ。
因みに写真の痛ヘルメット、誰のレプリカか分かった人は相当マニアックだという自信を持って良いぞ(`・ω・´)キリッ
こちらの長男氏のヘルメットは世界的なメジャーなので分かりやすいかな!?↓
ゴーグル
ゴーグルもとっても大事なアイテム。
ゲレンデで雪や日差しで目が開けられないというのは本当に恐ろしい。
出来るだけ隙間の開かないピッタリなサイズを用意してあげよう。
3〜4歳だとジュニア規格ではまだ大きいので注意が必要。機能的にはイマイチだが、更にその下のキッズ規格が良い。
頭の大きさに個人差はあるが、5歳くらいからなら高機能なジュニア規格が使えるようになる。
性能的には曇りに強いダブルレンズが好ましい。
レンズカラーはナイターを滑らないなら日中の視認性が良いピンクかオレンジが無難。
ミラーレンズはカッコ良いが可視光線透過率が低いのと、表情が読み取りにくいのでおすすめしない。
長男・長女が使用しているSWANSのJUMPIN-DHはダブルレンズで眼鏡対応でありながらコスパが良くておすすめだ。
フェイスマスク
あまり話題にならないがフェイスマスクも必須アイテムの一つ。初めてのスキーが寒かったら一発で嫌いになるよね(;´Д`A
寒さの他に雪焼け防止にもなるぞ。
バラクラバという頭から被るタイプだと下がりにくく、同時にヘルメットビーニーも兼ねるのでおすすめだ。
口元が濡れると気持ち悪いので、午前と午後て替えを用意すると子供は喜ぶ。
ワックス
最後にワックスについて。
低速での滑走時ほどワックスの恩恵を体感しやすく板も良く動く様になる。
ソール(滑走面)の保護にもなるので必ず塗ってあげよう。
だが、ホットワックスを塗るのは敷居が高く余程知識と経験がないとプロにお願いするしかない。
しかしご安心を。幼児期は簡易ワックスで十分である。
1番簡単なのが塗るだけのZardoz NotWax(ザードス ノットワックス)だ。
書いて字のごとくもはやワックスですら無いw
と言うのも従来のワックスの主成分であるパラフィンではなく液体フッ素樹脂が使われているからだ。
摩擦で溶けた水を使わないメカニズムなので滑り出しから良く滑る。なので低速で緩やかな斜度を滑るの幼児クラスにピッタリなのだ。平地でのスケーティングも覚えやすい。
デメリットと言えば容量に対して価格が高い事である。
価格を抑えたいなら同じフッ素を配合した液体スプレーワックス、GALLIUM GENERAL(ガリウム ジェネラル)がおすすめ。
ガリウム配合で通常のパラフィンのみのワックスより5~8倍の持続性があり、こちらも人気商品となっている。
ノットワックスに比べ価格が安いが、液体スプレーワックスはコルクでこすりつけてからブラシで磨く手間がある。
ブラッシングは余計なワックスを取り除き持続性が上がるのでおすすめだ。
簡易ワックスの持続性をアップさせる塗り方はこちらの記事を参考にしてみてね↓
ステップアップは慎重に!
ここで俺家の失敗談を一つ。
3歳から始めた長男も5歳になった頃にはかなり滑れる様になっていた。
身長も伸びた事だし、板とブーツをステップアップする事に!
板はお下がりで貰ったシステムタイプのビンディングを搭載したelan。硬くて重いレーシング向きのタイプである。
ブーツは本人がデザインで一目惚れしたDALBELLOのフレックス70・4バックルを新調した。
ぶっちゃカッコいいじゃねーか((((;゚Д゚)))))))
しかーし、高身長だけど低体重の息子にとって、硬くて重い板はまだ早かった様で上手く乗りこなせなかったのである(;´Д`A
まず重くてスケーティングが出来ない!
そして板が硬い。よほど体重と力が無いと上手く板に圧を掛けられないのだ。
ブーツも硬く今までの様に膝が入らなく後傾になりがち。
長男(当時5歳)↑
本人に自覚は無いがかなり滑り辛かった様子だった。
身長が伸び、次にお下がりで貰った直付けタイプのビンディングを搭載した軽くて柔らかいSWALLOWの板にチェンジすると滑りが見違えたのは言うまでも無い。
↑長男(当時6歳)
もっと道具について勉強しておくべきだった。スマン(´;ω;`)ブワッ
子供がある程度滑れるようになると嬉しくなってついついレーシング用のカッコいい道具を使わせてあげたくなるが、テストや大会でタイムを競うようになるまでは親も我慢しよう。
特に高身長・低体重の子はサイズ的にレーシング用を使えてしまうが、基礎を学ぶ段階ではマイルドな板を用意してあげたい。
こちらは上級クラスにステップアップした長男のアトミック レッドスターJ2↓
小学生に進学してから満を持して新調した(`・ω・´)キリッ
BEND-X TECHNOLOGY(ベンデックステクノロジー)搭載。センター部の独自の凹形状でたわみやすい。
体重の軽い長男にピッタリの板である。
クオリティも高く、ストラクチャー(ソールの溝)が肉眼で分かる程に規則的で驚いた。
ブーツは4バックルでフレックスは60をチョイスしシダスのインソールでチューンナップ!
更にこの先ガチな競技の世界へ入っていくならチームが推奨するレーシング用の板が必要になっていく。
子供の成長は早いので直ぐに買い替え時期が来る
↑上達が早い長女(当時4歳)
以上、3歳から始めるスキー道具の選び方でした。
大切なのは背伸びして上級者用の道具を買わない事と、ヘルメットや防寒具など安全面も配慮した装備を揃える事である。
幼児期は成長が早いので次々と買い替えなくてはならないのでお金がかかる(;´Д`A
やはり中古やお下がりは使いたいところだ。
そこで中古やお下がりを嫌がる子には「◯◯兄ちゃんが使っていた伝説のスキーだぞ!」と言ってあげると喜んで使ってくれる。なので俺家は何でもお下がりが大好きw
もし新品か欲しいならばシーズンオフが近い3月の楽天スーパーセールが狙い目だ。
俺家はブーツを除く次シーズンのアイテムの殆どはここで揃えてしまう。
シーズンオフになるとサイズが無くなるのでこのタイミングが良い。
年を重ねると自分の子供の来シーズンのサイズが予想出来るようになるぞ。
お金がかかるけどやっぱりスクールが安心
さて道具は揃ったとして、あとはどうやって教えて行くかだ。
親は教えるとどうしても熱くなりがちだし、子供は甘える・ふざける・直ぐ飽きるの三拍子。
更に多くのスキーヤーが滑走しているゲレンデで安全を確保しながら教えるのは至難の業である。
そこでおすすめなのはスキースクールに入れてしまう事だ(`・ω・´)キリッ
お金はかかるが、安全だし集団で学ぶと周りに引っ張られて上達も早い。
ヒヨコの行列の様に連なっているうちに滑れる様になるので驚く。
俺家の子供達は皆3歳から北海道のキロロにあるアニーキッズアカデミーに通っている。
フランス生まれのアニーでは初めからパラレルを教えるので上達が早いという特徴がある。
最初の幼児クラスは専用アトリエでとっても楽しいレッスンが受けられるぞ!
↑長男(当時3歳)
レーシングチームのガチなレッスンとは違い楽しくがモットー。
しかしクラスが上がるとちゃんと高度なレッスンになるのでご安心を。
最終のコンペティションクラスまでとなるとハードルが高いが、ある程度滑れる様になるまで受講するなどお子さんのペースに合わせると良い。
対象年齢は3歳~15歳(スノーボードは6歳~15歳)
稀に小学校高学年から始める子もいるがやはり上達は遅い。なるべく上達の早い幼児期から始めさせたい。
レッスン内容や料金についてはこちらの公式サイトから↓
成長が早い長女はクラスアップも早く年少(4歳)でオールクラスに!
↑長女(当時5歳)
大人顔負けの滑り。とにかくスキーが大好き。
そして長男が年長(6歳)で上がったタイムアタックとコブまで滑るプラチナクラスには年中(5歳)で上がってしまった((((;゚Д゚)))))))
だがマイペースで努力家の長男も幼児期にしっかりと基礎を習得してきたお陰で小学1年生(7歳)の時に最終テストをクリア!
↑長男(当時7歳)
とうとう憧れのコンペティションクラスに到達したのだった!
連れて行くのは大変だがスクールはおすすめなのである。
折角なのでスクールの間にパパママも滑っちゃおう。
そして家族全員でガンガン滑れる様になるととっても楽しくて寒い冬も楽しみになるぞ。
それでは君もステキなファミリースキーライフを送ってね( ´ ▽ ` )ノ