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じゃがいも

【家庭菜園】美味しさは道民の特権!じゃがいもの簡単な育て方

2024年2月16日

こんにちは。北海道の田舎暮らしで家庭菜園歴15年以上の実績をもつK☆太(@makiriri_com)です。

今回は道民必見!北海道の定番じゃがいもの栽培方法をおおくりする。しかもゆるく。

じゃがいもはじゃがバター、肉じゃが、ポテサラにコロッケと色々な料理に大活躍!

家庭菜園でも失敗しにくくビギナーにもおすすめの野菜である。なんせ水やりが不要!

本稿では手抜きするポイントを交えつつ初心者にもやさしい簡単な栽培方法を解説していく。

それでは張り切っていってみよう!

じゃがいも

じゃがいも

じゃがいもはアンデス地方原産のナス科の植物。馬鈴薯(ばれいしょ)ともよばれる。

消費量世界一はベラルーシで生産量世界一は中国となっている。じゃがいもをよく食べるイメージのドイツはどちらもトップ3には入らない。

主成分はでんぷんで糖質類となる。

有効成分としてはカリウムとビタミンCが多い。

寒さに強く冷害の影響を受けないことから北海道では開拓時代から栽培されるようになった。

現在国産での割合は道産が80%近くを占める。

北海道のじゃがいもは収穫量が多いだけでなく味も良いのが特徴。

じゃがバター

その美味しさには秘密がある。

じゃがいもは寒暖の差が大きいと糖度が増す。また夜が短いと自身での糖分消費が少なくてすむ。

これはじゃがいもに限ったことではなく野菜全般にいえることで寒暖の差が大きく日照時間が長い北海道のじゃがいもや野菜がおいしい理由なのである。

道民はじゃがいもがあまりに身近すぎて価値を知らない人も多い。多くの幼稚園で芋掘り行事があるくらい身近だw

北海道の特権として家庭菜園では積極的にじゃがいもを栽培したいところだ。

家庭菜園で人気の品種は男爵、キタアカリ、メークイン、インカのめざめである。

土作り

連作障害を避けるために3~4年間ナス科の植物を植えてない場所を選ぶ。

土をよく耕し石や雑草を取り除く。

石灰、鶏糞、牛糞を混ぜて1〜2週間寝かせておこう。

種芋の用意

基本的には種芋を購入する。

理由は市販の種芋は病気に感染していないので安全だからだ。

種芋を切って増やすこともできるが面倒なので俺氏はそのまま植える。

切る場合は芽を残して縦に切り、切口に草木灰を付けて天日干しにして乾かす。

芽出ししてから植えると確実に育つ。

物の本によると芽出しの方法が色々書いてあるがほっといても時期がくると勝手に出てくるのでご安心を。

ゆるポイント1:芽出しは芽が出るまでほっておく

種芋の定植

定植の時期は北海道ならゴールデンウィークがちょうどよい。

芽が多く出ている部分を上にして植えよう。

途中で土寄せするので畝は植えるラインが分る程度で一生懸命作らなくてよい。

種芋の間隔は30cm以上離す。深さは小さいショベル1つ分くらい。

畝間は土寄せを計算して広めにする。土寄せに耕運機を使う場合は耕運機の幅に合わせよう。

水やりは収穫まで不要。

ゆるポイント2:畝は作らなくてよい

芽かき(間引き)

芽が出て本葉が生え揃ったら芽かき(間引き)をする。

株数が多いと栄養が分散して小芋が多くなってしまうので芽かきは重要な行程である。

太くてじょうぶな芽3本を残し赤丸の芽は抜いてしまう。

種芋が小さい場合や株が細い場合は2本にしよう。

土寄せ

続いて土寄せ。

芽かきの時に残した芽がグラグラになる場合は軽く土寄せする。問題なければしなくてもよい。

だが最も重要でしなくてはならない土寄せはじゃがいもが育ってきて土から頭を出してしまうのを防止するための土寄せだ。

最低でも2回というのを目にするが目的を果たせれば1回で問題ない。

基本は蕾が付いたら土寄せする。

追肥するならこのタイミングだが俺氏はしていない。

ところでなぜ土から頭を出してはいけないかというと、じゃがいもは日光に当たると緑色になる。

写真の赤丸部分が土から顔を出してしまい緑化してしまった部分。

この緑色の部分や芽の部分には有毒な成分PGA(ポテトグリコアルカロイド)が含まれているので絶対に食べないようにしよう。

ゆるポイント3:土寄せは追肥なして1回でもOK

摘花と摘果はお好みで

摘花と摘果についてだが花と実に栄養がとられて芋が育たないという説とさほど影響しないという説がある。

俺氏は面倒なのでしていない。それでもたくさん収穫できているのて問題なしだ。

株数が少なければやってみるとよい。

ゆるポイント4:摘花と摘果は気が向いたら

わくわくの収穫

葉が枯れて黄色くなったら収穫の合図。

じゃがいも

ただあまりにも収穫が遅いとワラジムシにイモを食べられてしまうので注意。

じゃがいもの収穫は宝探しみたいなので子どもが楽しめる。

掘り出して陰干し表面の土が乾いたら保管する。

ここで選果しておくと楽である。

小芋は捨てずに皮ごと食べちゃおう

選果すると大量の小芋が残る。しかし決して捨ててはならない。

新じゃがは皮が柔らかいので皮ごと食べられる。

小芋も調理して皮ごと食べてしまおう。これぞ家庭菜園の醍醐味である。

小さくて火が通りやすいので調理も簡単だ。

フライドポテトやアヒージョもおいしい。

ゆるポイント5:小芋は捨てずに皮ごと食べてしまう

低温熟成

低温で熟成すると糖度が上がりもっと美味しくなる。

ただし凍ってしまうと細胞が破壊されて解凍した時にブヨブヨなり腐りやすくなるので注意しよう。

簡単なので子どもと育ててみよう!

以上、じゃがいものゆるい栽培方法でした。

詳しく解説したがゆるポイントをおさえると本当に簡単に栽培できる。

まとめ

土作り→種芋に芽が出たら植える→本葉が出たら芽かき→蕾が付いたら土寄せ→枯れたら収穫→乾かして保管

自分で育てたじゃがいもで作るじゃがバターは最高だぞ♪

ちなみに道南や道東ではバターの代わりにイカの塩辛をつけて食べる。これはこれで美味しくてお酒にぴったりである。

じゃがいもはかなり雑でも育つ。ぶっちゃけ埋めただけで間引きも土寄せもしなくてもできてしまう。

ただ粒のそろった調理しやすいじゃがいもを収穫したい場合はポイントをおさえてしっかり育てよう。

簡単なので子どたちと植えても楽しい♪

北海道だからこそ美味しく作れるじゃがいも、道民はぜひチャレンジしてみよう!