
【ガンプラ】HG 1/144 デミトレーナー(チュチュ専用機)第14話リペアード再現の巻
こんにちは。幼少のころからガンプラを作っているK☆太(@makiriri_com)です。
俺氏は楽してカッコよく作りたい軟弱者モデラー。今回もキットの魅力とあわせて手軽にカッコよく仕上げるテクニックも紹介していくぞ。
完成まで手順をおって解説していくのでガンプラビギナーの参考になれば幸いだ。
今回は機動戦士ガンダム水星の魔女に登場したデミトレーナーのチュチュ専用機を制作。
ガンプラ制作記では毎回新たな試みに挑戦しているが今回はミキシングにチャレンジするぞ!
第14話に登場したチュチュ専用デミトレーナーリペアードをミキシングビルドで再現してみた。
加工せずに組み替えのみで再現できるのが今回のミキシングの醍醐味だ。
それでは張り切っていってみよう!
3つのキットをミキシング
今回はこれら3つのキットをミキシングする。
HG 1/144 デミトレーナー
HG 1/144 デミトレーナー用拡張パーツセット
なんと第14話放送後にメカニックデザイナーである海老川兼武先生ご本人による設定ツイートがあったのだ!↓
ちなみに14話のチュチュデミーはこんな感じになっております。やっぱり貧乏な地球寮です。 #水星の魔女#G_Witchpic.twitter.com/eq63CQCIEw
— 海老川兼武 (@KANETAKE) April 16, 2023
これをもとにTwitterのタイムラインには次々と作品が並んだのだった。
俺氏も作りたくなってすぐにポチッってしまった。とても秀逸なガンプラ販促キャンペーンであるw
それでは順番に作っていこう。
HG 1/144 デミトレーナー(チュチュ専用機)
まずはチュチュ先輩のデミトレ。
ランナーは4色でホイルシールとチューブが付属する。
作りやすいのでサクッと完成!
【MSJ-105CC DEMITRAINER】
頭長高:17.4m
重量:63.5t
開発:ブリオン社
2022年に発売された新しいフォーマットのキットで合わせ目がほとんどなく可動域も広い。
機動戦士ガンダム水星の魔女に登場するチュアチュリー・パンランチ愛称チュチュの乗機。
チュチュはスレッタと同じアスティカシア高等専門学園パイロット科の1年生だが先に入学しているので先輩と呼ばれている。
デミトレーナーはセセリアとロウジが属するブリオン社の訓練用MS。
貧乏な地球寮は旧型のデミトレーナーを「プロジェクトチュチュ」の名のもとニカ姉の技術で決闘用にカスタムしたのだった。
ジムとボールが合わさったようなデミトレにザクの要素を落とし込んだ欲張りなデザインがたまらんw
パワー系R2-D2またはボトムズのスコープドックっぽさもある。
HG 1/144 デミトレーナー
ランナーは同じ4色だが3枚とシンプル。
コクピットのシールは5色から選べるようになっている。
ミキシングのためのパーツ取りだがこちらも一度制作してみた。
【MSJ-121 DEMITRAINER】
頭長高:16.4m
重量:59.3t
開発:ブリオン社
うむ、ボール+ジムであるw
チュチュ専用機とノーマルの比較
両者を比較してみよう。
頭部、両肩、両脚が異なる。
チュチュ専用機のシールドは肩にマウントされている。
背面はランドセルが異なる。
チュチュ専用機は脚部に延長パーツがあるので全高が高くなりスマートだ。
チュチュ専用機の脚部には機動性を高めるフレキシブルブースターとウィルダッシュプラスが搭載されている。
HG 1/144 デミトレーナー用拡張パーツセット
最後はデミトレーナー用拡張パーツセット。
ランナーはグレー1色でホイルシールは付属しない。
右側のビームライフルのランナーはチュチュ専用機と同一となる。
組み合わせでバリエーション豊かな武器を作ることができるぞ。
今回はこれらの中からビームガトリングガンを使用する。
ちなみにチュチュ専用機と同じグレーだが色が違う。
上が拡張パーツセットで下がチュチュ専用機。
ミキシング
さあここからが本題、第9話で大破したチュチュ専用機を旧型のパーツで改修し第14話で再登場した機体をミキシングで再現する。
塗装前に仮組して全体像を把握してしておく。
右腕は色変えなので塗装でだけでもOKなのだが大破前のチュチュ専用機に戻せるようにノーマルデミのパーツを使う。
手の甲は拡張パーツセットのものを使えば塗装せずに色分けできるぞ。
両脚は大腿から延長パーツ手前までを交換。
スティックは移植だけでOKだ。
最後にビームガトリングガン。
前述したとおりチュチュ専用機と拡張パーツセットは色が違うのでアニメの画像を参考に両者をミキシングして色分けしてみた。
メリハリがついて立体感が出て良い感じである。
全部組み合わせると…
じゃーん!
これだけでも雰囲気あるね♫
部分塗装
メラミンスポンジで脱脂洗浄してから部分塗装していく。
塗装はガンダムマーカーエアブラシシステムを使用。
特製段ボール塗装ブースで吹いていく。
シンナー系溶剤特有の匂いがほとんどしないのでこれで充分なのだ。
腕と脚部はガンダムブラックとガンダムグレーで色分する。
肘と前腕はマスキングして2色を塗り分けした。
基本的なことだがグレー→ブラックの順番で塗装すると修正しやすい。
設定画がないので第14話を一時停止して何度も確認し苦労して塗装したのに第18話の再登場では前腕部の色分けが変わっていて全俺が泣いた(´;ω;`)ブワッ
ブラックとグレーに影の濃淡の要素が加わるし完璧な正解はないので今回はこれで良しとしよう(ポジティブ)
脚部は分解すればマスキングなしで塗れる。
俺氏オリジナルで頭部バルカンと胸部のグレーの部分そして頭部と右肩のバーをヘビーガンメタリックにしてアクセントを付けてみた。
じゃーん!
ほぼ形になった!
満足の出来である♫
スミ入れ
ガンダムマーカー流し込みスミいれペンでスミ入れしていく。
白いパーツはグレー、その他のパーツはブラックにした。
スミ入れは1番時間のかかる工程でいつも腰が重い。ウェザリング時にウォッシングで入れたほうが時短になるのだがやっぱり別々にしたいんだよね。
じゃーん!
結局休暇なしで3時間かかったw
グッと引き締まるね。
デカール
お楽しみのデカール貼り。俺氏は見た目は大人、頭脳は子どもなのでシールが大好きなのだ。
まずは付属のホイルシールを貼る。
そしてセンサーのクリアパーツの裏にアルミテープを貼る。
光が反射してクリアパーツの発色が良くなるのでジム系のセンサーでは常套手段だ。
セメダインのラピーテープがメジャーだがダイソーのアルミテープも裏地がアルミ色なので使えるぞ。
裏に貼ってデザインナイフで余分な部分をカットするだけ。
つづいてガンダムデカールを貼っていく。
ガンダムデカール133水星の魔女汎用①の赤で囲った部分を使用する。
ちゃんとチュチュ専用機のデカールがあるぞ。
マークセッターを使えば糊切れの心配がなく安心だ。
デカールが軟化するので曲面もうまく貼ることができる。
公式サイトの見本どおりに貼っていく。
失敗の許されない根気のいる作業だがディテールアップが楽しい大好きな工程である。
じゃーん!
おぉカッコいい!
シールドの地球寮のマークが良いね。
ただ脚部が物足りない。
ブラックとブラックで膝と大腿の境目のコントラストがないので膝デカールを追加した。
膝に逆三角はもはやルーティーンであるw
他にも少々追加して完了とした。
ウェザリング
ガンダムマーカーウェザリングマーカーセットでウェザリングしていく。
これ見慣れないでしょ!?
それもそのはずリアルタッチマーカーの祖先にあたる廃盤になったアイテムなのだ。
毎回地球寮のハンガーでメンテナンスされているのでそんなに汚れてはいないイメージである。
既存部は使い古した感じにし改修部はキレイなはずなのであまり汚さないようにしたい。
ブラウンで全体的にウォッシングして汚してからブラックですすを付けていく。
最後にシルバーでドライブラシし塗装剥がれを表現した。
ちょっとやり過ぎたかな(;´Д`A
トップコート
仕上げはクレオスプレミアムトップコートのつや消しを使用。
プレミアムシリーズは白化しにくいから好き。
乾燥したらよいよ完成だ。
恒例のオモ写
ついに完成。
それでは恒例のオモ写いってみよう!
「この!デミトレぶっ壊したケジメ!つけさせてやんよ・・・っ!?」
「スペーシアンのくせに泣き言いってんじゃねぇ!」
チュチュ専用デミトレーナーリペアード
それでは細部も見ていこう。
まずは第9話のグラスレー寮との集団戦バージョン。
そして第14話の改修バージョン!
バストアップ。
バックビュー。
シールドは良い質感に仕上がった。
悩みに悩んだ右腕の塗り分け。参考にしてみてね。
脚部はデカール追加でバランスが良くなった。
ビームガトリングガンはちょっとドライブラシ強すぎだったかな。
リペアード機は男のロマン
以上、機動戦士ガンダム水星の魔女第14話に登場したHG 1/144 デミトレーナー(チュチュ専用機)リペアードのミキシングビルドを紹介しました。
まさに「男の子はこういうのが好きなんでしょ!?」的なやつである。
EZ-8やクシャトリアリペアードなど現地改修のリペアード機は男のロマン。
君も3つのキットを揃えて作ってみよう!
チュチュ専用機↓
デミトレーナー↓
拡張パーツセット↓