【エギング】How to Eging!北海道のヤリイカ・マメイカ
こんにちは。ニュータイプエギンガーK☆太(@makiriri_com)です。
俺氏の住む北海道積丹半島エリア(小樽市から岩内町までのエリア)ではサケ・サクラマス・アメマス・カレイ・ヒラメ・ホッケ・アブラコ・ソイ・ガヤ・カジカ・ブリ・サバ・チカ・ハゼ・イカとダーゲットも豊富。
四季を通していろいろな釣りを楽しめるため各地から多くの釣り人が訪れる。
その中でも大人気なのがツツイカ類を狙うエギングだ!
エギングとは餌木(エギ)というルアーを使う釣り方である。
本稿ではエギングの魅力と釣り方について俺氏の経験から得た独自の見解を交えて解説する。
これを読めば君もエギングマスター!
それでは張り切っていってみよう!
幅広い年齢層に大人気なエギングとは
エギングとは餌木(えぎ)と呼ばれるルアーを使ってイカを狙う釣りだ。
北海道には3大ツツイカが生息していて春の産卵期に岸寄りするヤリイカ、夏の磯はマイカ(スルメイカ)、そして秋から初冬にかけて大群でやってくるマメイカ(ヒイカ)がターゲットとなる。
なかでもマメイカはファミリーでも狙える人気ターゲットだ。釣具もシンプルなのでちびっこの釣りデビューにもおススメ。
長男氏は5歳の時にマメイカで釣りデビュー。コツを覚えてからは爆釣していた。
さらに釣り人の特権、釣りたての刺身はアミノ酸が出てないので甘みこそ少ないが食感が異次元!
とくにヤリイカのエンペラ(ミミの部分)の刺身がコリコリで最高である。釣行後のビールが美味しくなること間違いなし。
どう!?今すぐにでもエギングしたくなったでしょ!?
それでは道具の準備から順を追って解説していこう。
エギングに必要なアイテム
まずは必要最低限のアイテムを紹介していく。ハサミやイカ締めピックなどの小物は割愛する。
ライフジャケット
まずはなによりも必要なのがライフジャケット。
クルマのシートベルトやスキーのヘルメットと同じである。必ず着用しよう。
俺氏は自動膨張式よりも収納がたくさんあるベストタイプが好き。
ロッド
ライトアクションのエギング専用ロッドが好ましい。
専用ロッドはティップが柔らかくバットはしっかりしながらも、ある程度粘る感じの味付けである。
しかしライトアクションのバスロッドやトラウトロッドでも代用できるので最初は持っているもので様子を見ても良い。
実際に俺氏はホームセンターに売っている激安バスロッドで修業した。これでもガンガン釣れるのに専用ロッドを新調した理由はガイドがサビるのと長さがほしかったから。
せっかく買うのなら長ければ長いほど良い。遠投でもサイトフィッシングでもあらゆる面でアドバンテージとなる。
マメイカは小さなエギングを使いたいのでUL(ウルトラライト)クラスを、ヤリイカは重たいのでML(ミディアムライト)クラスのロッドがおすすめ。どちらも1本のロッドで狙うならMLが良い。
俺氏が愛用しているDAIWAのエメラルダス インフィート 83MLの後継モデルにあたるモデルはこちら↓
ダイワ Daiwa エメラルダス X 83ML 05803001
リール
0.4号前後のPEが150m〜200m巻けるシャロースプール(浅溝)でラインスラッグの巻き取りと手返しの良いハイギアタイプのスピニングリールがおすすめ。
リールは高級モデルになればなるほど軽くて耐久性が増す。
アクションを繰り返すエギングはタックルの軽さが命。お財布と要相談だが安物買いの銭失いは避けたいところ。
ダイワなら2506H、シマノならC2000Sあたりがぴったり。
ラインシステム
メインラインはPEが必須となる。
PE0.4号前後にフロロカーボン1.5号前後のショックリーダーを結ぶ。
スナップを付けると餌木のチェンジが楽になる。
コーティングがしっかりしているPEだとライントラブルが少なく快適な釣りができるぞ。
風の強い日は水なじみがはやいスローシンキングタイプのPEが有利だ。
風に煽られにくい利点の反面ジャークしにくいという欠点もある。
その日の状況によって使い分けるのが釣果アップの秘訣なのだ。
餌木(エギ)
餌木は日本古来のルアーであり歴史は古く江戸時代から存在するといわれている。
エビや小魚をイミテートしていて先端にラインを通すアイがあり腹の下に重り、尻尾にはカンナと呼ばれる針が備えられている。
俺氏の餌木チョイスはカラーよりもフラッシング、夜光、ケイムラ、ラトル音などの性質重視でバリエーションを持たせる。
ほかの記事でもしつこくいっているが光の吸収スペクトルを考えてのことで基本カラーチャートは緑〜青が水中の生き物には見えやすい。
赤・ピンク・オレンジなどの暖色系は釣り手が見やすい色となる。
使用サイズはイカのとおり。
- マメイカ1.5〜1.8号
- ヤリイカ1.8号〜2.5号
写真を見てのとおり俺氏はDaiwaのエメラルダスシリーズが大のお気に入りだ。
保管はカンナが危険なのでケースやキャップを用意しよう。
アシストリグ
ショックリーダーに枝を出してスッテを追加するシステム。ダブルで釣れることもあるぞ。
遠投力が落ちるのと手返しが落ちるので俺氏は使わないが餌木の座標変えずにアクションを加えやすいので子どもや初心者にも優しい。
ただし根掛りには要注意!
生かしバッカン
水もくめてイカも活かしておける優れもの。1つ持っていて損はない。
中に百均のカゴを入れると水の交換が楽になる。
ツツイカ狙いのエギングテクニック
いよいよエギングのやり方である。
エギングで調べるとスタンダードはどうしても本州のアオリイカの攻め方になってしまう。
だが積丹半島でターゲットとなるヤリイカやマメイカなどのツツイカにはツツイカの攻め方があるのだ。
なので本稿では積丹半島の防波堤でメインターゲットとなるとヤリイカとマメイカの釣り方について解説する。
ちなみに驚かれるが俺氏流は餌木のサイズを変えるだけでシーズンを通してヤリイカもマメイカも基本同じ釣り方なのである。
最初にボトムまで沈めない
ボトムから攻めるのはストラクチャーに潜んでいるアオリイカの手法で港内のマメイカ狙いでは釣果は上がらない。逆にトップから攻める。
餌木が着水した地点にマメイカがうじゃうじゃ群れていたらもったいないのだ。
レンジごとに探る
上下縦方向ではなく、レンジごとに横方向に探る。
トップ(上層)→ミドル(中層)→ボトム(下層)
あたりは糸ふけで判断
ラインをピンと張った状態で待つとイカはすぐに餌木を放してしまう。なのでテンションは緩めて待つ。
ラインが物理の法則を無視した方向へ動き出したらイカが餌木を抱いたというサイン!
合わせはラインスラッグを取るイメージ。鬼合わせは足がちぎれるのでNGだ。
餌木に加えるアクション
餌木に加えるアクションはその時のパターンによって使い分ける。
イメージとしては餌木の座標が変わらない程度にアクションを加え続け、時折イカが抱き付くタイミングを与えるという感じだ。
アクションの種類と抱き待ちの間隔がピッタリハマると爆釣間違いなし!
ちなみにアクションとアクションの間隔が空きすぎると興味を持ってロックオンしていたイカがどこかへいってしまう。抱き待ちしすぎに注意だ。
ダート
餌木をジグザグに横移動させるアクション。活性が高い時に有効。
餌木のバランスが崩れると左右均等にダートしなくなる。
餌木のシンカーをぶつけるとバランスが狂ってしまうことがあるのでシンカーはなるべくぶつけないようにしたい。
ジャーク
瞬間移動したりガクブルさせるアクション。
渋いイカには糸ふけを鞭のように操るスラッグジャークが有効。
見た目は派手だが餌木自体はほんの少し痙攣するようなアクション。
トゥイッチ
ちょんちょんと小さなアクションを加える。
チョン・・・・チョン・・・・と催眠術をかけるイメージで。
投光器は不要!イカがいそうなポイント
ぶっちゃけ投光器なんてなくても釣れる。っていうかなんで最近こんなに投光器使う人増えたんだろう!?
そもそも港は明るいからポイントはたくさんあるのだ。
だが船のイカ釣りのイメージが強いためか街灯直下に集まると思ったり、投光器を使いイカを寄せようと考える人は多い。
しかし必要なのは光と影の境目。イカはここに潜んでいることが多いので光の直下を攻めるのはじつはあまり効率がよくない。
灯があると手元、足元が見やすいのでファミリーや初心者は安心して釣りができる反面あまり釣れないので面白くないということも起こりやすいぞ。
それにコストが上がるとスーパーの鮮魚コーナーで買う方が断然お得になってしまう。
レッツ妄想実戦シミュレーション!
それでは目を閉じて海の中をイメージして欲しい。あ、読めないかw
妄想シミュレーションスタート!
1.最初のキャストは遠投だ。広く探ってヒットするポイントが判明すればそこを重点的に狙う。
2.餌木が着水したらラインにテンションがかからない程度に素早くラインスラッグを巻き取る。
3.すぐに数回アクションを加えてステイ。くれぐれもラインにテンションをかけない。
4.空合わせ
5.反応がなければ3と4をひたすら繰り返す。
6.トップでの反応が無ければ1のキャストに戻り、少しずつカウントダウンでレンジを下げながら2〜5の手順を繰り返しヒットポイントを探っていく。
イカがヒットしたら
ラインが物理の法則を無視した方向へ動き出したらイカが餌木を抱いたシグナルだ!
その際はくれぐれも軽く合わせる。イカが乗ればズシリと重くなりジェット噴射でグイグイと引っ張り始めるぞ!
後は一定の速度でリールを巻き、ピックアップは一思いに一気に抜き上げよう。
イカが釣れやすいタイミング
イカが良く釣れるタイミングは潮汐やまずめなど基本的に他の魚類と同じ。
しかしイカ特有の顕著なタイミングがある。
なかでも夕まずめは激強だ!
そして低気圧で海が時化る直前は爆釣チャンス。
ただし時化てからは釣れなくなるので危ないので海には近づかないようにしよう。
イカは見ている・・・・
以上、エギングの魅力と釣り方のコツの紹介でした。
じつは気付かないだけで海中ではイカが餌木をロックオンして見ている。
あとはどう興味を持たせて餌木を抱かせるかにかかっているのだ。
なので1投目を大事にしよう。
それと初めての釣り場は明るいうちに下見をしておきたい。ファミリーで釣行するならなおさらである。
最後に、当たり前のことだかゴミは必ず持ち帰ろう。マナーが悪いと釣り場が閉鎖されてしまいかねない。
ついつい釣れすぎて辞められなくなるエギング。帰りに運転する体力を残し食べる分だけ釣って美味しく食べよう!
捌いたイカのゴロ(内臓)は時間が経つと悪臭を放ちゴミの日まて地獄を見ることになる。
そこでゴロもゴミの日まで冷凍するのがおすすめだ。
イカがたくさん釣れたらこちらのレシピも試してみてね↓