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6692 ローリー

【発掘なつレゴ】色あせたLEGOLAND 6692 ローリー(1983年発売)復元の巻

2024年2月14日

こんにちは。幼少のころからレゴで遊んでいるK☆太(@makiriri_com)です。

「発掘なつレゴ」は俺氏の実家に眠っていた懐かしいレゴを発掘し再生して紹介するコーナー。

「なつレゴ」とは昔のレゴ情報サイト「7205(なつレゴ)」様による造語で「懐かしいレゴ」のことである。

なんと街シリーズのカタログなら1979〜1999まで網羅しているので手持ちのカタログでカバーできないモデルは7205様で調べさせてもらっている。

ちなみに俺氏の手持ちのカタログは1984年~1986年・1988年↓

オールドレゴ カタログ

 

今回は1983年発売の今でも根強い人気を誇るセットを色褪せから再生してレビューするぞ。

それでは張り切っていってみよう!

6692 ローリー

1983年に発売された6692 ローリーは俺氏がとっても気に入っていたセット。

箱は残っていなかったが幸いにも説明書がよい状態で残っていた。

トレーラーのキャビンがリフトするギミックがクール!

コンテナもスタンドで自立。めちゃくちゃ遊んだっけなぁ(遠い目)

ちなみにローリーとトラックの違いはローリーがイギリス英語でトラックがアメリカ英語という違いでありどちらも同じ意味である。

とても気に入っていたのでレゴで遊ばなくなってからも机の上にずっと飾り続けていたのだった。

しかし長年窓際に飾ってあったために紫外線による変色で酷いことになっていることが判明(;´Д`A

段ボールに入れて保管していたほかのなつレゴ達と違いこのセットだけ最悪なコンディションなのである。

引きで見るといわれるまで気付かないと思うが・・・・

上が紫外線で変色したパーツで下が重なっていて難を逃れたパーツ。

すごいでしょ!?

黒くくすんだ汚らしいヤマブキ色。

色落ちするのかと思ったらくすんで暗い色になるのだね(;´Д`A

特に窓のクリアパーツが一番ひどい。

くすんだトランスイエローと見間違えるほどでひび割れまで起こしている。

ちなみに右が通常の状態。

当然ながらミニフィグも変色していた。

運転席に座らせていたので足を折って隠れていた部分は元の色のままである。

背中側はトルソーの半分から上が変色してしまっていた。

経年劣化で味がある色というよりは汚らしいくすんだ色なので非常に残念である。

うーん、気に入っていたセットなので綺麗に復活させたいなぁ。

よし、いっちょやってみるか!

ということで再生プロジェクト始動!

再生プロジェクト

それでは元の黄色い状態を目指して再生していく。

変色が分からない黒いパーツはヘタっているターンテーブルとヒンジのみ交換し残りはそのまま使用することにした。

作業を進めて行く上で一番危惧していたのはシール。

しかし幸い丈夫な素材だったので綺麗に剥がすことができた。

ヒャー!変色が酷い

シールは台紙に保管しておいて再利用する。

これでやっとスタートラインに立てた。

再生不能なウィンドウとヒビの入ったパーツは部品交換とする。

そして問題の変色した黄色いパーツとミニフィグは漂白することにした。

それでダメらなパーツ交換となる。

パーツの漂白

紫外線で変色したレゴを漂白する手段は過酸化水素に漬けて紫外線にあてるという方法が主流だ。

ただ白いパーツの漂白の報告はweb上でたくさん見かけるのにカラーパーツの漂白についての報告は見つけられなかった。

果たして上手くいくのだろうか!?

人気なのはワイドハイターEXパワー(花王)かオキシクリーンである。

俺氏は手に入りやすいワイドハイターEXパワーを使用した。

ちなみに俺氏が普段洗濯で使っている漂白剤よりもかなり高級だぞw

漂白手順

1.透明な容器に紫外線に当てたい面を上にして並べる

2.漂白剤を入れラップなどで蓋をする

3.日当たりのよい場所に置く

4.発色が戻ったらしっかり洗う

結果は・・・・

指標として一緒に漬け込んだ40年物の白ブロックは・・・・

おぉ、見事真っ白!

そして実験のために漬けたウインドウ。

少しだけ透明感が戻ったがこれが限界。使い物にならないね。

それでは果たして白以外のカラーの変色は再生したのだろうか!?

まずはミニフィグ。

くすみと一緒に色も抜けて白っぽくなってしまった(´;ω;`)ブワッ

帽子の赤も変色していた部分だけ色抜けしている。

プリントも一部溶けてしまった(;´Д`A

続いて黄色いパーツは・・・・

くすみは取れたもののやはり変色した部分が白っぽく色落ちした状態になってしまった(´;ω;`)ブワッ

組み立ててみる。

まるでライトイエローだ(;´Д`A

パーツの入れ替え

やれるだけのことはやったので悔いはない。後はパーツを買って入れ替えていくことにした。

幸いオリジナルのシールを保護できたのでパーツさえ手に入れば確実に復活できる。

まずは既存パーツをローテーションして組み上げ、買い替えパーツを割り出す。

ほとんど入れ替えだなー(;´Д`A

赤枠が使えるパーツ。

しかし、いざ発注しようとショップを数件調べてみたが肝心のコンテナ側面部に6枚使用している1×4×3パネルがイエローだと全然見つからない。

レゴはブロックを積み重ねたラインもデザインされているのでオリジナルを崩したくないのだがこりゃ参った(;´Д`A

仕方がないので1×12の超ロングブロックを3段積みにした。

すると予想に反してこれはこれで本当のコンテナのプレスラインみたいで良い感じ!

コンテナ上下のプレートは4×10と4×4の組み合わせなのだが4×10のプレートが手に入らないので4×8と4×6に変更。

こちらは目立たないのでまったく問題無し。

見事復活を果たしたのだった!

恒例のオモ写

それでは復活を記念して恒例のオモ写いってみよう!

「い~つ~ま~でも~いつ~ま~でも~♪は~し~れはしれ~♪」

再生プロジェクトまとめ

再生プロジェクトによりお気に入りだったローリーが時を越えて綺麗に復活することができて感無量である(´;ω;`)ブワッ

今回分かった事

  • 紫外線により激しく変色したカラーパーツは漂白するとくすみと共に色落ちしてしまう
  • 紫外線によるダメージが無けれ漂白しても色落ちしない
  • 初期のトルソーのプリントは漂白剤で溶ける
  • 1×4×3パネル(イエロー)は現在新品供給されておらずレアパーツ

古いレゴの場合は紫外線による変色なのか頑固な汚れなのかの判別が難しい。

漂白の際は慎重に行おう!

ただし白パーツは漂白しても問題ないのでご安心を。

以上、色あせた6692 ローリー再生プロジェクトをおおくりしました。

現在ローリーはトラック表記となりタンクローリーと区別しやすくなっている。

さまざまなトラックがラインナップされてきたなかでも2010年に発売された3221 トレイントラックがもっとも特徴を引き継いでいるのではないだろうか。

テクニックでは本気なトラックがラインナップされているので海外市場でのトラック人気が伺える。

それではまた次の発掘なつレゴでお会いしましょう。