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【パパママ必見】スキーの簡易ワックスを長持ちさせる塗り方

2024年2月16日

こんにちは。冬になると子どもたちと毎週スキーを楽しむK☆太(@makiriri_com)です。田舎最高!

さて今回の話題はスキー・スノーボードで必要不可欠なワックス。

もともと山頂で持ってるいる位置エネルギーは皆同じ。そこから空気抵抗と板の摩擦の分スピードが遅くなっていくという減点方式なのだ。

空気抵抗に打ち勝つには流線型のフォームと質量が必要で板の摩擦を減らすにはワックスが必要になる。

ワックスは滑りをよくするだけでなくソール(滑走面)の保護という重要な役割も担う。

当ブログでは3歳からはじめるスキーについて紹介しているが子どものスキーにもワックスは必要不可欠だ。

ワックスは一般的に耐久性・持続性が高いホットワックスが好ましいとされているがショップに依頼すると高額だし自分でやるとなると時間・場所・道具と敷居が高い。ワックスの削りカスも大量に発生するので後片付けも大変だ。

さらにホットワックスでベースを作ったとしても1シーズン持つわけではなく小まめに滑走ワックスを塗らなくてはならないのでなかなかの手間である。

赤外線でワックスを染み込ませるワックスフューチャーは1シーズン持つとショップの人にいわれたが価格が¥10000前後と高額で家族全員分かけるとなると厳しい(;´Д`A

ワックスはとても奥が深い世界なのだ。

子どものスキーにそこまで時間もお金も掛けられない家庭は少なくない。かくいう俺家もそうである。

俺氏もシーズン前にはホットワックスをかけるがシーズン中はまとまった時間がなかなか作れないのが現状だ。

そこで重宝するのが簡易ワックス!

簡単に塗れて価格もリーズナブル。

だが耐久性・持続性が低いという弱点がある。

リーズナブルといっても海外メーカーのワックスは円安で値上がりしているし何回も塗りなおす時間がないパパママもいるよね。

「はぁ・・・・もう少し長持ちしてくれたらなぁ・・・・」

そんなパパママ必見!

本稿では俺氏が少しでも簡易ワックスを長持ちさせるために試行錯誤して辿り着いたワックス施工方法を紹介する。

それでは張り切っていってみよう!

簡易ワックスのメリット・デメリット

今一度簡易ワックスの特徴をおさらいしておこう。

簡易ワックスの最大のメリットはその手軽さにつきる。

固形タイプやペーストタイプ、液体スプレータイプなどがあり、もっとも簡単なものにいたっては本当にただ塗るだけ。

一方のデメリットはワックスの主成分であるパラフィンを溶かしてソールに染み込ませるホットワックスと違い表面に塗り付けるだけなので持続性が低くソールの保護力も弱いことである。

スキー場に着いてからクリーニングもせずに滑走直前に塗っている人もよく見掛けるがそれでは長持ちしないのだ。

ちなみにホットワックスと違い重ね塗りしても耐久性は上がらない。

しかしせめて泊まりのスキー旅行や土日のスキースクールの2、3日間くらいは持たせたいよね(;´Д`A

そこで本稿では俺氏の愛用しているGALLIUM(ガリウム)の簡易ワックスGENERAL(ジェネラル)を例に持続性がアップするワックス施工方法を解説していく。

リニューアルした現在のGENERAL・GはNF(ノンフッ素)になった。

以前発売されていたGENERAL・Fに含まれるフッ素は使用を禁止されているPFOAではなくPFOCなので安心して使うことができる。

※国際スキー連盟(FIS)ではフッ素全般の使用が禁止となっている。

一般的な簡易ワックス施工方法

まずは一般的に広く普及された簡易ワックスの施工方法から。

1.ソールのクリーニング

最初にソールをクリーニングするのは基本中の基本。

純白の雪にも関わらず真っ黒な汚れが出る。もう雪を食べるのはよそう。

2.GENERALでワクシング

GALLIUMのGENERALは液体スプレータイプの簡易ワックス。

よく振ってからソールに押しつけてワックスを出し薄く塗り広げていく。

3.コルク掛け

ワックスが乾いたらコルクでソールに擦り付けて馴染ませていく。

摩擦熱を発生させるために素早く動かそう。

この作業が意外と重労働である(;´Д`A

ガリウムが推奨する一手間加えた施工方法

続いてガリウムが公式サイトで解説している施工方法。

赤文字の2と5の工程が追加された一手間である。

1.ソールのクリーニング

2.ベースワックス生塗り

ホットワックスのベースワックスをソールに擦り付けて生塗りしていく。

薄塗りでよい。

3.GENERALでワクシング

4.コルク掛け

5.ナイロンブラシで仕上げ

ノーズからテールにかけて磨いていく。

ベースワックスの生塗りとナイロンブラシで仕上げすることによりかなり耐久性が上がる。

さらに一手間加えたオリジナル施工方法

それでは最後にガリウムの施工方法にさらにもう一手間加えた俺氏流の施工方法を紹介する。

赤文字の3、4がさらに追加した工程。

1.ソールのクリーニング

2.ベースワックス生塗り

3.ドライヤーで加熱

ドライヤーで加熱して生塗りしたベースワックスを溶かしてソールに染み込ませる。

ホットワクシングはソールの材質であるポリエチレンを加熱し分子と分子の間隔が開いた所にワックスを染み込ませていく仕組み。

100℃位まで加熱するのだがワックスの融点を目安にしてよい。

目視でワックスが解けるのを確認しながらゆっくりドライヤーを動かしていく。

アイロンの代わりにドライヤーを代用することで新たに道具を買わなくてすむ。予算が有れば温度調節ができるヒートガンを買ってもよい。

※すでにホットワックス用のアイロンをお持ちならワクシングシートを使わずに直にあてて染み込ませてもOKだ。

4.スクレーパー

しっかり冷えて固まったらスクレーパーで余分なワックスを削り落とす。

掃除機を近づけながらおこなうと削りカスが散らからない。

5.GENERALでワクシング

6.コルク掛け

7.ナイロンブラシで仕上げ

この施工方法のポイントはドライヤーでベースワックスを溶かすことによりソールへの食い付きをよくするのが狙いである。

さらにスクレイパーで余分なベースワックスを落とすことで次の液体ワックスが馴染みやすくなる。

ワックスの削りかすもホットワクシングに比べると断然少ない。

道具はセットで揃えるとお得

ここで使用している道具についても解説しておく。

道具を揃えるならセットの方が断然お得。なぜなら単体だとナイロンブラシが高額だからだ。

GALLIUMならGENERALのトラベルセットにスクレーパーを買い足せばOK!

あとは生塗りするベースワックスをフィールドの温度に合わせて補充するとよい。

トラベルセット内容

  • GENERAL・F100(100ml)
  • フッ素高含有固形WAX(10g)
  • ミニクリーナー(60ml)
  • ミニコルク
  • ミニナイロンブラシ
  • ペーパー

スクレーパーはカーボンスクレーパーがおすすめだ。

ガリウムカーボン スクレーパー

従来のものに比べ角の消耗を軽減されていて長持ちする。

生塗りするベースワックスは暖かいときの湿った雪は水分による吸着を抑えるソフトワックスを使用し寒いときの乾いた雪は結晶の刺さりが少ないハードワックスを使用する。

GALLIUMは気温が高い順(柔らかい順)にピンク→バイオレット→ブルー→グリーンと色分けされている。

迷ったら全雪質対応のホワイトがおすすめ↓

小まめなチェックで早めのワクシングを

以上、俺氏流長持ちする簡易ワックス施工方法の紹介でした。

アイロンの代用とまではいかないがドライヤーは簡単で効果的である。なんとかスキー学習だけでも持たせたいと思っていたパパママはぜひ試してみてほしい。

シーズンの滑走日数が少なく1回ですませたい人にもおすすめだ。

もし余裕が有れば温度調節機能付きのヒートガンを用意したい。作業効率が格段に上がる。

ただいくら耐久性が上がったとはいえしょせんは簡易ワックス。ソールが白く毛羽立つ前にはやめのワクシングを心掛けよう。

それと気温が高い春の雪質ではたった1日滑っただけでワックスがすべて洗い流されるので毎回塗り直しが必要なので注意しよう。