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ゆる△キャン公式ステンレスマグカップ

【徹底検証】ゆるキャン△ステンレス二層式マグの保温テストしてみた

2024年6月25日キャンプ,スポーツ・アウトドア

こんにちは。ゆるキャン△大好きキャンパーK☆太(@makiriri_com)です。

ゆるキャン△のステンレス二層式マグカップを予約購入してご機嫌な俺氏♪

しかし急に実際の保温能力を知りたくなって比較テストをおこなうことにした。

熱伝導率が1番低い素材はプラスチック。理想の断熱構造は真空二層。

はたしてゆるキャン△マグカップは二層式のプラスチックを越えられるのか!?

それでは張り切っていってみよう!

素材と構造の特性

素材特性

いまさらいうまでもないことだがキャンプなどのアウトドアで使用する食器の素材は割れにくいことが再前提である。

なのでステンレス、アルミ、チタン、プラスチック、木、紙などの食器が使われることがほとんだ。

今回テストする素材であるステンレス、アルミ、プラスチックの熱伝導率アルミ>ステンレス>プラスチックの順である。

耐久性は厚みにもよるが一般的にはステンレス>アルミ>プラスチックの順となる。

構造特性

タンブラーでもお馴染みの二層式(ダブルウォール)は一層式(シングルウォール)に比べ保温・保冷に優れていて直接持っても熱くないというメリットがある。

そして層の内部が真空だとなお良しとされ、丈夫なステンレスやチタンだと真空二層式にできるので耐久性・保温・保冷に優れたマグカップが作れるというカラクリである。

なお、強度をだせないプラスチック製では内空に空気か断熱材が使われる。

エントリーするマグカップ

それでは今回のテストにエントリーするマグカップ達を紹介しよう。

我が家にあるマグカップから5タイプ選抜した。

それぞれ容量と重さを計測。

本格的な実験っぽくなってきたぞ。

エントリーNo.1 借りパクアルミ(シングル)

今まで借りパクして使っていた40年前の父氏のアルミ製シングル(400ml・63g)

このたびゆるキャン△ステンレス二層式マグカップを購入したことにより卒業する。

今までありがとうございました。

エントリーNo.2 TDLアメニティプラスチック(シングル)

ディズニーランドホテルに宿泊すると貰えるアメニティグッズのプラスチック製シングル(230ml・31g)

ごく普通のプラスチックマグだが宿泊費が高額なだけにこのサービスはありがたい。思い出として残る。

エントリーNo.3 DINEX風プラスチック(ダブル)

DINEXに限りなく似ている百均のプラスチック製ダブル(280ml・108g)

ココアがなかなか冷めず子どもたちが飲むのに苦労したという逸話あり。

エントリーNo.4 ダイソー¥200ステンレス(ダブル)

歯磨き用で20周年を迎えたダイソーの¥200ステンレス製ダブル(200ml・78g)

驚異の耐久性だがさすがに持ち手の付け根が腐食して取れそうになっている。余談だが現行品は持ち手がプラスチック製になっている。

ゆるキャン△ステンレスダブルの性能を分析するには同じステンレスダブルが必要だったので急遽エントリー。

エントリーNo.5 ゆるキャン△ステンレス(ダブル)

ゆるキャン△Caribouステンレス製ダブル(330ml・199g)

圧倒的ダントツのステキさ。

だが大きいので放熱面積の面では不利である。

さあ1位を取れるだろうか!?

保温性能比較テスト

テスト方法はいたって簡単。屋外で沸騰したお湯を入れて経時的に温度を測っていくという実際のシチュエーションに合わせた方法でおこなう。

会場は我が家のローズガーデンに熱伝導率の低い木製テーブルを設置して準備した。

テスト開始時刻15:30の外気温は18℃。

曇りで太陽も風もなく絶好のテスト日和である。

それではお湯を入れて比較テスト開始!

飲み始めを想定した5分後

No.1 借りパクアルミ(シングル):61.0℃
No.2 TDLアメニティプラスチック(シングル):61.3℃
No.3 DINEX風プラスチック(ダブル):72.3℃
No.4 ダイソー¥200ステンレス(ダブル):69.5℃
No.5 ゆるキャン△ステンレス(ダブル):71.6℃

食事中を想定した10分後

No.1 借りパクアルミ(シングル):36.3℃
No.2 TDLアメニティプラスチック(シングル):38.8℃
No.3 DINEX風プラスチック(ダブル):48.3℃
No.4 ダイソー¥200ステンレス(ダブル):43.3℃
No.5 ゆるキャン△ステンレス(ダブル):42.3℃

放置した1時間後

No.1 借りパクアルミ(シングル):15.6℃
No.2 TDLアメニティプラスチック(シングル):17.0℃
No.3 DINEX風プラスチック(ダブル):24.4℃
No.4 ダイソー¥200ステンレス(ダブル):20.8℃
No.5 ゆるキャン△ステンレス(ダブル):19.2℃

テスト終了時の外気温は13.3℃。

あたりはすでに薄暗くなりはじめていた。

結果と考察

テスト中、義母氏から

「・・・・パパ、なにやってるの!?」

と聞かれて説明するのに戸惑ったが無事にテストは完了した。

いきなり10分後から1時間後まで経過してしまったのは芝生の雑草抜きに没頭してしまったからである。

保温性能

1位:No.3 DINEX風プラスチック(ダブル)

2位:No.4 ダイソー¥200ステンレス(ダブル)

3位:No.5 ゆるキャン△ステンレス(ダブル)

4位:No.2 TDLアメニティプラスチック(シングル)

5位:No.1 借りパクアルミ(シングル)

結果はダントツでエントリーNo.3 DINEX風プラスチック(ダブル)が1番の保温力だった。すでに5分後で勝負ありだね。

注目の2位争いであるステンレスダブル対決は放熱面積の差が影響してゆるキャン△ステンレスが一歩及ばす3位。

5位のアルミに関してはヒートシンクそのものなので一番外気温に近くなるという納得の結果が得られた。

安全面

熱伝導率の良いアルミ製シングルは誤って少し触れただけで「アチっ!」となり非常に危険だった。

マグカップに軽さを求めるなら熱伝導率の低いプラスチックのシングルの方が安全だ。

保温力は蓋を使うことにより上げることができるがこればかりはどうしようもない。やはりアルミは調理器具向きの素材といえよう。

金属性シングルは軽さ・耐久性・低価格というメリットがあるが安全面も重視するならダブルを選びたいところだ。

テストを終えて

以上、保温能力テストの結果報告でした。

君の予想は当たったかな!?

実験結果はDINEX風プラスチック製(ダブル)が1位、ダイソー¥200ステンレス製(ダブル)が2位という百均勢がワンツーフィニッシュとなる皮肉な結果となった。百均恐るべし。

まあ理論値どおりなので驚きはしないが・・・・買ったのが高額なチタン製ダブルだったらと思うとゾッとする。

こうなるとプラスチック製ダブルのゆるキャン△×DINEXコラボマグを買い逃したことが悔やまれるなぁ。

しかし買ったことに後悔はない。価格を合わせて考えてもバランスの取れたモデルといえる。

それにどこのメーカーにしろ新潟県燕市で作られた金属性二層式マグカップはどれも素晴らしく一生モノだということには変わりはないしね。

ゆるキャン△のステンレスマグは数種類リリースされているが実用目的で買うなら保温能力と安全性の高い二層式(ダブルウォール)をおすすめするぞ。

おしまい

2024年6月25日キャンプ,スポーツ・アウトドア

Posted by K☆太