【ガーデニング】北海道の雪にも負けない強健なバラを厳選3品種紹介
こんにちは。ローズガーデン歴10数年の管理人K☆太(@makiriri_com)です。
憧れのお洒落でスタイリッシュな庭を作る上で真っ先に思い浮かぶのが“薔薇"
その高貴な佇まいは見るもの全てを魅了して止まない。
かれこれ10年以上も続けている俺家自慢のローズガーデンでも10株ほどの薔薇達を育てているぞ( ´ ▽ ` )ノ
元々は嫁氏が趣味として始めたものの今となっては嫁氏はオーナーで俺氏はベテラン庭師という立場になってしまったがw
まったく知識のない初心者から初めて長い歳月が経過したが、それまでに風土に合わなかったり病気になって枯れてしまった株もたくさんあったっけなぁ(遠い目)
ところで薔薇は寒さに強いといっても氷点下の凍れ(しばれ)や雪には弱いイメージってないかしら!?
そこで本稿では積雪の多い北海道という厳しい環境でも10年以上にわたり越冬しながら元気よく花を咲かせ続けている強健な品種を厳選して3品種紹介する。
簡単なメンテナンス法も解説するのでこれから薔薇を始めてみたいけど品種に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてね。
それでは張り切っていってみよう!
北海道の積雪にも負けない強健なバラ
現在10株ほどのバラを管理しているが今回紹介するのは偶然にも3品種ともフロリバンダ(四季咲き中輪)である。
俺氏は常にガーデンが華やかになるフロリバンダが一番好きなのだ♪
ズバリ強さのポイントは以下3つ。
- 絶対条件として病気に強いこと
- 氷点下の凍れ(しばれ)に強いこと
- 積雪によるダメージからの回復力が高いこと
経験上これら3つの条件を満たすバラこそが北国最強のバラとなるのである。
White Meidiland ホワイトメイディランド
系統:Sシュラブ
樹形:半つる
花色:白
花の形:ロゼット咲
花径:中輪
香り:微香
咲く時期:四季咲き
全体像の雰囲気はトップ画像の中央にある白い薔薇を見て欲しい。
樹勢も強く非常に花もちがよい。
背も高くならないので管理しやすく初めてのシュラブ系ローズとして一番のおすすめ。
St. Cecilia セント・セシリア
系統:Eイングリッシュ・ローズ Sシュラブ
樹形:シュラブ
花色:ピンク
花の形:カップ咲
花径:中輪
香り:強香
咲く時期:四季咲き
全体像の雰囲気はトップ画像の右側の薔薇を見て欲しい。
とても良い香りがする薔薇。
シュラブ系だが背が高くなり一輪挿しやアレンジメントに使用しやすい。
花が散りやすいのでもったいなくても花柄は早めに取った方がよい。
Cinderella シンデレラ
系統:CLつるバラ Sシュラブ
樹形:つる
花色:ピンク
花の形:カップ咲
花径:中輪
香り:微香
咲く時期:四季咲き
2003年作出とかなり新しい品種。オールドローズとミニバラに同名のものがあるので注意!
とにかく樹勢が強い。シュラブがそのままクライミングするですごい見応えだ!
花が散りやすいので花柄は早めに取った方がよい。
初めての購入は実店舗で
初めての購入は通販よりも実際にショップに行き、気に入った品種が見つかったら係の人に恥ずかしがらずいろいろ質問してみよう!
そして購入時に植え方と管理方法を聞くのが一番間違いない。その品種に最適な植え方とお手入れ方法をアドバイスしてくれる。
ショップは北海道札幌近郊にお住まいなら品種が豊富な雪印種苗園芸センターがおすすめ。
俺氏は当時、余市町から札幌の雪印種苗までよく買い付けに通ったものだ(遠い目)
俺氏流メンテナンス
薔薇はよく難しいといわれているが、難しいというよりメンテナンスのルーティンワークを毎日ひたすら続けなくてはならないという手間で敬遠される。
そこで参考として俺氏流ゆるいメンテナンステクニックを紹介しよう。
水やり
地植えなら定植して安定してしまえば毎日の水やりは不要。地中のどこかから水を見つけて勝手に飲んでくれる。
対する鉢植えは水切れしやすく温度管理が難しい。真夏は鉢を冷やし続けなくてはならないので旅行など長期に家を空けることができなくなる。
結論として俺氏は地植えしかしないのだ(`・ω・´)キリッ
花柄取り
メンテナンスの中で一番面倒なのが花柄取。ハイシーズンとなれば毎日である。
次の花を綺麗に咲かせるためにはできるだけ散る前に切らなくてはならないのだ。
しかも放って置いてローズヒップができてしまうと株の体力が失われてしまうので注意しよう。
毎日使う花鋏は良いモノを使いたい。
俺氏イチオシの花鋏ハンドクリエーションの紹介記事はこちら↓
肥 料
雪解け時、花期終了時、冬前の剪定時に化成肥料を与える。
マグァンプKやドレスコートが有名だが俺氏はホームセンターに売っているリーズナブルな8:8:8を家庭菜園とシェアしているが問題なし。
剪 定
春の1/3剪定が基本だが俺氏流だと春は冬のダメージの修正程度で冬囲い時にダイナミック強剪定する。
株全体をコンパクトにしてガッチリ冬囲いした方が積雪にろるダメージが少なくてすむ。
害虫・病気
とにかく薔薇にはアブラムシが付く。
発生し場合は躊躇なく薬を使用する。
早くやっつけておかないと害虫・病害の負の連鎖が始まるからだ。
散布時は十分周りに注意しよう。
冬囲い
冬季はガッチリ冬囲いをしよう。
凍れに強ければ枯れることはほとんどないが雪の重みで折れたら一巻の終わり、お陀仏だ。
縄で全体を縛りコンパクトにしてから四方に棒を立て、筵(むしろ)やネットを巻く。
植え替え
デリケートな植え替えに関しては別記事で紹介しているので参考にして欲しい↓
秘訣は根気よく
以上、北海道の積雪でも元気に育つ強健な薔薇3品種とお手軽なメンテナンス方の紹介でした。
最初のころは神経質にやっていたが年月が過ぎ弱いものは淘汰され強健な品種が残ったのでだいぶ管理が楽になった。自然の流れにある程度身をまかせてしまうのがよい。
ただ花柄取りのメンテナンスだけはサボらないように!
結局のところ根気よく続けるのが成功の秘訣である。
購入の際はどうしても育ててみたい品種がある場合は別として、ショップや口コミで評判の強健品種を選べば間違いない。
しかし樹勢が弱くても長生きしている品種もある。日当たりや土壌による相性もあるので自分のガーデン環境にピッタリ合った薔薇が見つかるまで根気よく育てて老後まで楽しめるステキなローズガーデンを作ろう( ´ ▽ ` )ノ